皆さん、こんにちは!ガンダムファンなら一度は考えたことがあるかもしれない「もしも」の世界。
今回ご紹介するYouTube動画では、まさにその「もしも」、シャア・アズナブルがサイド7でガンダムを奪取していたら宇宙世紀はどうなっていたのか?という、衝撃的なIFストーリー『機動戦士ガンダム ジーク・アクシズ』(動画内呼称)の元ネタや小ネタを、怒涛の勢いで解説しています。一年戦争の歴史が根底から覆り、キャラクターたちの運命も大きく変わる、まさに「パラレル宇宙世紀」。
この記事では、動画の内容を分かりやすく要約・解説し、その魅力をたっぷりお伝えします。これを読めば、あなたも劇場…ではなく、動画を観たくなること間違いなしです!
運命が変わった瞬間:シャア、サイド7でガンダムを強奪!
動画の冒頭は、まるで『機動戦士ガンダム』第1話を観ているかのような錯覚に陥ります。ナレーション、タイトル表示、そしてあの有名なサブタイトル音楽…!しかし、サイド7に潜入するのはジーンではなく、シャアその人。ここから、歴史の歯車が大きく狂い始めます。
初代ガンダム第1話との徹底比較
動画では、サイド7潜入シーンのカット割りやセリフが、初代ガンダム第1話と驚くほど酷似している点が指摘されています。ザクがコロニーに取り付くシーン、通路で作業用アームに引っかかる描写、スレンダーの待機命令、そして2羽の鳥が飛び立つラストまで、まさに完コピ!
しかし、決定的に違うのは、潜入する人物とその作戦目的です。
- 正史(初代ガンダム):ジーンが功を焦り、手当たり次第に施設やガンダムの予備パーツを破壊。
- ジーク・アクシズ:シャアが冷静に状況を判断し、ガンダムの予備パーツを優先的に破壊。人的被害や施設破壊は最小限に留め、最終的にガンダム本体を強奪。
シャアは「手柄を立ててしまえばこっちのもんよ」と暴走したジーンとは対照的に、手柄への渇望は持ちつつも、冷静沈着に作戦を遂行。このシャアの「ひらめき」とも言える行動が、宇宙世紀の歴史を大きく変える分岐点となったのです。
豆知識:シャアが見たフラウ・ボゥのエレカ! 動画では、シャアがサイド7を偵察するシーンで、正史同様にフラウ・ボゥが運転するエレカが映っています。これは、フラウがアムロを迎えに行こうとしている場面。つまり、このIF世界にもアムロ・レイは存在している、という間接的な証明になっているんですね!
ガンダムの秘密とシャアの慧眼
シャアは、コックピットが開けっ放しのガンダムを見て、連邦軍のセキュリティの甘さを指摘します。確かに、アムロ少年があっさり乗り込めたのも、今思えば不用心極まりないですよね…!
さらにシャアは、ガンダムの性能にも驚愕します。
- エネルギーゲイン:「すごい、5倍以上のエネルギーゲインがある」というアムロの有名なセリフと全く同じ反応!
- 操縦システム:ジオンの「AMC(簡単な入力で特定の動作を実行)」に対し、連邦のガンダムは「ICN(操縦者に合わせて学習・進化する)」。シャアはこの違いを一瞬で見抜きます。もしシャアが乗り続ければ、彼のニュータイプ能力に合わせて、ガンダムはより凶悪な機体へと成長したかもしれません。
- オートバランサー:ザクと同じ技術が使われていると看破。これは、この世界のガンダムがザクの技術をベースに開発された可能性を示唆しています。ジオンから連邦へ技術者が亡命した…? だから、正史のガンダムとは少し異なる、曲線的で「エヴァ的」とも言えるデザインなのかもしれませんね。
- 白い塗装:データ収集のために敢えて目立つ塗装にしたのでは?と推察。シャアの洞察力、恐るべし!
サイド7の戦闘と変化
シャアが目標を絞って襲撃した結果、正史では死亡した連邦軍の正規パイロットの一部が生き残り、ガンキャノン3号機が出撃してきます。このガンキャノンのビームは強力でしたが、試作機ゆえの出力調整不足で連射できない弱点も露呈。シャアは、後にアムロがデニムのザクを倒すのと同じ動き(ビームサーベル捌き)でガンキャノンを撃破します。初めて乗った機体でこれだけの動き… やはりシャアは天才です!
IF世界のキャラクターたちの数奇な運命
シャアがガンダムを奪ったことで、多くのキャラクターの運命が変わります。まさにバタフライエフェクト!
生き残った者、散った者、そして…
- テム・レイ:ガンダム開発者の一人。正史では宇宙に放り出されましたが、今回は生存。ジオンのロゴが入った強化パーツの存在から、ジオン側に技術者として迎え入れられた可能性が高いようです。
- パオロ・カシアス:ホワイトベースの初代艦長。シャアがブリッジにサーベルを叩き込み、残念ながら死亡。これにより、ブライトやミライさんたち避難民クルーが生き残る一方、正規クルーの多くが犠牲になったと考えられます。
- ブライト、ミライ、アムロ、セイラ:パンフレット情報(カムランが婚約破棄)や、後にセイラが連邦軍パイロットになっていることから、彼らは生存している可能性が高いです。捕虜になったか、民間人として解放されたか…。
- アムロ・レイ:ガンダムに乗らなかったため、一年戦争の表舞台には登場しません。歴史年表にも彼の活躍は記載されず。では、彼は何をしていたのか…? 後述するハロの存在がヒントになるかも?
連邦のエースはセイラ・アルテイシア!?
このIF世界で、アムロに代わって連邦軍のニュータイプとして活躍するのが、なんとセイラ・アルテイシア(シャアの妹)! ソロモン攻略戦では、ガンキャノンの量産型である「Kキャノン」(動画内呼称)に搭乗し、ドズル・ザビのビグ・ザムを撃ち落とすという大金星を挙げています。
ちょっと待ってください! アムロはガンダムでビグ・ザムを倒しましたが、セイラは量産型のガンキャノンで…? 下手したら、この世界のセイラさん、アムロ以上の逸材なのでは!? 正史でもGファイターで活躍するなど片鱗は見せていましたが、アムロの影に隠れていただけで、とんでもないポテンシャルを秘めていたんですね…!
豆知識:Kキャノンとは? ガンダムがジオンに奪われたため、連邦軍はジムの開発・量産に遅れが生じ、代わりにガンキャノンをベースとした量産機「Kキャノン」を開発。ルナ・チタニウム合金を使用した高級機ですが、ガンダムのデータがないため性能は限定的で、少数生産に留まったようです。
ザビ家の変化とジオンの戦略
- ギレン・ザビ:ニュータイプを表面上でしか捉えていない、とキシリアに評されていますが、ビグ・ザムの量産を承認するなど、軍事指導者としては健在。ソーラ・レイ計画も進めていたようです。
- キシリア・ザビ:ニュータイプ研究を重視し、より遠大な計画を抱いている様子。兄ギレンとの対立は見られず、関係は比較的良好?
- ドズル・ザビ:セイラのKキャノンに討たれ、ザビ家唯一の戦死者に…。
- ガルマ・ザビ:「私的理由により撤退」。父デギンに前線から下げられたか、あるいはイセリナと結婚して軍を離れた…? ボウヤだから仕方ないね!
塗り替えられた宇宙世紀の歴史
シャアのガンダム強奪は、一年戦争全体の戦局を大きく左右します。
オデッサ、ジャブロー、ソロモン… 戦いの行方
- オデッサ作戦:シャアが地上で大活躍! しかし、連邦軍はジムを投入できず、ジオン軍も決定打を欠き撤退。結果的に連邦が地上戦では勝利。
- ジャブロー攻略戦:正史と流れは同じですが、連邦にジムはおらず、Kキャノンで対抗。しかしKキャノンは活躍できず、連邦は苦戦。
- ソロモン攻略戦:連邦は艦隊とソーラ・システム、そしてセイラの白いKキャノンを投入。ドズルのビグ・ザムを撃破するも、ジオンの反撃が始まります。
- ア・バオア・クー戦:発生せず! ジオンはガンダム開発計画にシフトし、戦局は逆転へ。
ジオン勝利の鍵? MS開発計画の転換
最大の歴史改変ポイントは、ジオン軍がガンダム開発に成功したことです。
- ゲルググ開発中止:ガンダムを入手したことで、ジオニック社のゲルググ開発は中止に。
- ガンダム量産:代わりにガンダムの量産が承認され、戦場にはザクと少数のドム、そしてジオン製ガンダムが投入されるようになります。
- 開発機種の絞り込み:正史ではマッドアングラー隊とジオニック社などが競合し、多種多様なMSを開発した結果、生産ラインが混乱し敗因の一つとなりました。しかし、この世界ではガンダムに開発を集中。これが効率化に繋がり、ジオン軍の勝利に貢献したと考えられます。
- ビグ・ザム量産:「ビグ・ザム量産の暁には、連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ!」というドズルの言葉がまさかの現実に。量産されたビグ・ザムでルナツーを攻略するなど、圧倒的な力を見せつけます。
豆知識:マ・クベの嫉妬? ルナツー攻略を指揮したマ・クベ。彼がシャアを疎んじていたのは、オデッサでのシャアの大活躍に嫉妬していたから、とパンフレットから読み取れるようです。ギャンが登場しないのも、MS開発計画がガンダムに絞られた影響ですね。
ソロモン落としと「殴り込み艦隊」
追い詰められた連邦軍は、ジオンの軍事拠点グラナダに、小惑星基地ソロモンを核パルスエンジンでぶつけるという、とんでもない作戦(コロニー落としやアクシズ落としと同類!)を決行します。
これを阻止すべく、シャアはキシリアから与えられた艦隊(「殴り込み艦隊」! トップをねらえ!のオマージュですね)で出撃。旗艦はペガサス級を改装した「ソード」。搭載MSはザクとドムが中心で、トクワンやデミトリーといった正史ではアムロに敗れたパイロットたちも生存し、ドムやザクに乗って参戦しています。(ビグロやザクレロなんて作ってるから負けるんだ…!)
深まる謎:サイコミュ、ララァ、そして「キラキラ」現象
このIF世界には、多くの謎が残されています。特にサイコミュとララァ、そして未来(U.C.0085)で起こる「キラキラ」現象は気になるところです。
アルファ・サイコミュとララァの悲劇?
シャアが駆る赤いガンダム(強奪した2号機を改修)には、「アルファ・サイコミュ」(動画内呼称)というデバイスが搭載されています。これはビット兵器を運用するための技術ですが、動画では非常に不穏な説が提示されています。
- エルメス開発中止:ガンダム中心の開発計画により、ララァ・スンが乗るはずだったモビルアーマー「エルメス」の開発が中止に。
- ララァの声:シャアがサイコミュを発動すると、「ララァ」という声が聞こえます。特にソロモン落下阻止作戦で、シャアと妹アルテイシア(セイラ)が対峙した際に発生した謎の現象「ゼノバ」(動画内呼称)では、激しいララァの声が響きました。
- 組み込まれた存在?:これらの状況証拠から、居場所を失ったララァが、アルファ・サイコミュのシステムの一部として組み込まれてしまったのではないか、という可能性が示唆されています。ビット兵器一つ一つに、ララァの意識が宿っている…?(水星の魔女!?) シャアがビットを使い捨てにしていたシーンがありましたが、もしこれが真実なら…!
- 正史ララァの介入?:ゼノバ現象は、シャアとアルテイシアの戦いを止めようとした「正史世界のララァ」が、このIF世界のララァ(アルファ・サイコミュ)を依り代にして介入した結果ではないか、とも考察されています。
豆知識:シャリア・ブルが見たもの。 ジオンのニュータイプ、シャリア・ブル。彼は終戦時、「どこへ行ったのです、赤いガンダムは」と、まるでガンダムが意思を持っているかのように語ります。彼はゼノバ現象などを通して、ガンダムに宿るララァ(あるいは別の何か)の存在を感じ取っていたのかもしれません。
U.C.0085の「キラキラ」とは? 未来への伏線
物語は一年戦争終結(U.C.0080.1.3、ジオン勝利)から、宇宙世紀0085年へと飛びます。運び屋の青年アマギ(仮称?)が「ジーク・アクシズ」と呼ばれる謎のMSに乗った時、そして赤いガンダムを受け継いだシュウジ(仮称?)が「変なマスク(シャアのこと?)」と言った時などに、「キラキラ」(動画内呼称)という謎の現象が発生します。
これは一体何なのでしょうか?
- ララァの干渉?
- シャア自身の干渉?(シャアを探すシャリア・ブルが開発した「オメガサイコミュ」が関係?)
- あるいは全く別の存在?
この時代のジオンは力を蓄え(マ・クベ中将昇進!)、連邦との間には「17番地事件」(赤いガンダムの追跡権に関する事件?)など、不穏な動きも見られます。再度の戦争は避けられない状況のようです。
また、この時代にはハロが登場します。ハロは元々アムロが改造したペットロボットが元ネタ。アムロの活躍がないこの世界でハロが普及しているということは… もしかして、アムロはハロの会社を起業して成功したとか!? 生存の可能性が濃厚になってきましたね! 運び屋ミハルのセリフのオマージュもあり、彼女も生きているかもしれません。
Zガンダムのキャラクターたちは、カミーユは元気に暮らし、シロッコは木星、ハマーン様はサイド3で金髪じゃない誰かさんと平和に暮らしている…かも?
ファン必見!散りばめられた小ネタ集
動画では、他にもファンならニヤリとする小ネタが満載です!
- ゼファーヒトガンダム?:シャアが最初に戦うガンダム0号機(プロトタイプガンダムが元ネタ?)。クワッドアイが特徴的(エヴァ2号機!)。パイロットは誰…?
- バルカン砲の位置:頭部にある理由をシャアが看破。アムロ同様、すぐ弾切れに。
- 運命のセリフ:シャアの「私もよくよく運のない男だな」が、この世界では撃沈するペガサス(連邦艦)に対して「運がなかったな」と逆転!
- 殴り込み艦隊:「トップをねらえ!」オマージュ。
- シャリア・ブルとギレン/シャアの会話:正史との微妙な違いが、世界の差異を示唆。
このIF世界、深掘りする価値大いにアリ!
この動画で解説されている『ジーク・アクシズ』の世界は、単なるIFストーリーに留まらない、非常に緻密で奥深い設定が練り込まれています。シャアの行動一つで歴史が変わり、キャラクターの運命が交錯し、新たな謎が生まれる…。ガンダムファンであればあるほど、「なるほど!」「そう繋がるのか!」と興奮すること間違いなしです。
動画を観れば、正史との違いを比較したり、散りばめられた小ネタを探したりする楽しみが待っています。そして、このIF世界の未来、特に「キラキラ」の謎やアマギ、シュウジといった新世代の物語がどう展開するのか、想像が膨らみますね!
この動画を見るべきかどうか?
- ガンダムのIFストーリーが好き:★★★★★
- 初代ガンダムの知識を深めたい:★★★★☆
- 小ネタ探しや考察が好き:★★★★★
ぜひ動画をチェックして、この衝撃的な「もう一つの宇宙世紀」を体験してみてください!
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