北欧旅行と聞くと、美しい街並みや豊かな自然を思い浮かべる一方で、「物価がとにかく高い!」というイメージが先行しませんか?特にノルウェーの首都オスロは、世界でもトップクラスの物価高で知られています。しかし、ご安心ください!少しの工夫で、この魅力的な都市を心ゆくまで楽しむことができるんです。
この記事では、実際にオスロを1泊2日で旅した経験をもとに、空港からのアクセス、必見の観光スポット、地元で人気のグルメ、そして気になる物価事情まで、あなたの旅がもっと豊かになる情報をお届けします。賢く、そして楽しくオスロを巡るモデルコース、ぜひ参考にしてみてください!
【オスロ旅行の見どころ評価】
- マートハーレンの絶品サーモン:★★★★★
- アナ雪のモデル!アーケシュフース城:★★★★☆
- コーヒー好きの聖地・フグレン本店:★★★★★
オスロ空港から市内へ!知っておきたいスマート移動術
旅の始まりはオスロ空港から。ここから市内中心部への移動が、オスロ攻略の第一歩です。難しそうに聞こえますが、システムは意外とシンプルですよ!
まずはゾーン制を理解しよう!
オスロの公共交通機関は、中心部からの距離に応じてゾーン分けされています。空港は最も遠い「ゾーン4」、そして私たちが目指す市内中心部は「ゾーン1」に位置します。
ここで嬉しいポイントが!ゾーン4からゾーン1までの片道チケット(シングルチケット)を購入すると、なんと有効時間の2時間以内であれば、ゾーン内の電車、トラム、バス、メトロが乗り放題になるんです。これは活用しない手はありませんね!
チケット購入は券売機で!ローカル線がおすすめ
チケットはアプリまたは券売機で購入できます。空港には2種類の券売機があります。
- 青い券売機:私たちが乗るローカル列車用
- オレンジの券売機:空港と中心地を最速で結ぶ特急「Airport Express」用
今回は、のんびり景色も楽しめるローカル列車を選択。チケットは124クローネ(約1,600円)でした。車内は驚くほど清潔でシックなデザイン。なんとコーヒーが買えるカウンターまであり、座席には折り畳み式の大きな机も完備。さすが北欧デザイン、移動時間からワクワクさせてくれます!
豆知識:ノルウェーの列車は遅延することも。実際にこの日も25分ほどの遅れがありました。乗り継ぎなどがある場合は、少し余裕を持ったスケジュールを組むのがおすすめです。
地元民に愛される屋内市場「マートハーレン」で絶品ランチ!
オスロ市内に到着し、ホテルに荷物を預けたら、早速ランチへ向かいましょう!目指すは、地元の人々にも大人気の屋内市場「マートハーレン・オスロ」。トラムに乗って向かいます。
雨でも冬でも安心!活気あふれる美食の宝庫
この市場の素晴らしいところは、屋内型であること。雨の日や寒い冬でも、天候を気にせず楽しめます。中に入ると、新鮮な精肉店、チーズ屋さん、そしてなんとお寿司屋さんまで!日本のキッコーマン醤油が置いてあるのを見ると、なんだか嬉しくなりますね。
まだ午前11時過ぎということもあり、比較的空いていてゆっくり見て回ることができました。地元の方が普段のお買い物に訪れる、そんな生活感が感じられるのも市場の魅力です。
これぞノルウェーの味!絶品スモークサーモン・フォカッチャ
記念すべきノルウェーでの第一食は、やはりサーモンでしょう!ということで、スモークサーモンがたっぷり入ったフォカッチャを注文しました。お値段は175クローネ(約2,300円)。
一口食べると、その美味しさに思わず声が漏れてしまいます!肉厚で旨味の濃いスモークサーモンと、濃厚なクリームチーズの相性が抜群。シャキシャキの新鮮野菜もたっぷりで、食べ応え満点です。これぞ本場の味!オスロに来たら絶対に試してほしい一品です。
創業140年以上!歴史が薫る老舗カフェで至福のひととき
美味しいランチの後は、素敵なカフェで一休み。向かったのは、なんと1879年創業という超老舗のカフェです。歴史を感じる佇まいに、入る前から期待が高まります。
注文したのは、お店一押しのエチオピア産のコーヒー。一口飲むと、華やかな酸味とフルーティーな香りが口いっぱいに広がります。まるで上質なワインを飲んでいるかのような複雑で豊かな味わい。コーヒー好きにはたまらない一杯です。お店の名前が入ったオリジナルのカップも可愛らしく、旅の良い思い出になりますね。
知っておきたい物価の話:北欧の物価が高い理由の一つに消費税があります。なんとノルウェーの標準税率は25%!このカフェのラテが一杯54クローネ(約700円)という価格も、税率を考えると納得がいくかもしれません。
驚きの連続!コンビニ&スーパーでオスロの物価を徹底調査
街歩きの途中で、見慣れた「セブンイレブン」を発見!ちょっと立ち寄ってみると、そこには驚きの光景が広がっていました。
水が一本450円!?コンビニで見えたノルウェーのリアル
まず目に飛び込んできたのは、チーズバーガー69クローネ(約1,050円)という値札。そして最も衝撃的だったのが、一番安い水(600ml)が30クローネ(約450円)だったことです!これには思わず「本気?」と呟いてしまいました。飲み物はスーパーで買うのが賢明かもしれません。
ただ、クロワッサンとワッフルを組み合わせた「クロッフル」など、日本のコンビニにはないお洒落な商品も多く、見ているだけでも楽しめました。
旅人の強い味方!スーパー「Coop」で賢くお買い物
夕食は、ホテルの隣にあるスーパー「Coop」で買い出しをすることに。スーパーなら、レストランよりもずっと手頃にノルウェーの食文化に触れることができます。
- サラダバー:好きなものを好きなだけ詰められる量り売り。卵やお肉もあって、これだけで立派なディナーに!2人分で1,300円ほどでした。
- カップヌードル:Coopブランドのチキンヌードルは200円以下と、かなりお得!麺がプリプリで意外な美味しさでした。
- ヨーグルト:乳製品ブランド「TINE」の種類が豊富。ベリー系のヨーグルトを試してみましたが、濃厚で美味でした。
- シナモンロール:北欧といえばこれ!甘さ控えめでパンに近い食感。おやつにぴったりです。
スーパーをうまく活用すれば、食費を抑えながらも現地の味をしっかり楽しめます。到着日の夜ご飯には特におすすめですよ!
オスロの魅力を凝縮!必見の観光スポット巡り
お腹を満たした後は、オスロの美しい街並みを散策しましょう。見どころは中心部にまとまっているので、トラムや徒歩で効率よく回れます。
アナと雪の女王の世界へ!「アーケシュフース城」
オスロに来たら絶対に外せないのが、この「アーケシュフース城」。なんと、あの大ヒット映画『アナと雪の女王』のアレンデール城のモデルになったと言われているんです!
高台にそびえる立派なお城は、まさに映画の世界そのもの。城内は市民の憩いの場となっており、のんびりと散策するのに最適です。フィヨルドの美しい景色を一望できる絶景スポットでもあります。
さらに嬉しいことに、敷地内の施設では無料でお水が飲めたり、トイレが使えたりします。これは観光客にとって本当にありがたいですね!
残念ながら、もう一つの目玉であるオスロ市庁舎は改装工事中でしたが、このお城だけでも訪れる価値は十分にあります。
コスパ◎!「ラディソンブルー ホテル ダレオスロ」宿泊レビュー
今回1泊お世話になったのは「ラディソンブルー ホテル ダレオスロ」。少し郊外にありますが、その分コスパが良く、快適な滞在ができました。
駅直結&スーパー隣接でアクセス抜群!
このホテルの最大の魅力は立地です。メトロの駅の目の前にあり、隣にはショッピングセンターとスーパー「Coop」が直結。雨に濡れることなく買い物に行けるのは本当に便利でした。
広々とした客室と充実のアメニティ
お部屋はツインルームで、2人で1泊16,000円ほど。25平米と広く、スーツケースを広げても余裕のスペースがあります。
- ベッドサイドにはUSB-AとCタイプの充電ポートを完備。
- 大きなデスクと、社長椅子のような座り心地の良いソファ。
- 電気ケトル、グラス、ワイングラス、複数種類のお茶まで用意されています。
- バスルームはバスタブ付き!ヨーロッパでは珍しい壁付けのシャンプー・ボディソープがあり、荷物を減らせて助かりました。
セキュリティもしっかりしており、安心して過ごせる素晴らしいホテルでした。
2日目の朝は、あの世界的カフェの本店へ!
オスロ滞在2日目の朝。少し早起きして、旅の締めくくりにどうしても行きたかったカフェへ向かいます。
コーヒー好きの聖地「フグレン(Fuglen)」本店
そのカフェとは、東京・渋谷にも店舗を構える「フグレン」の本店です!1963年にオスロで創業し、豆の買い付けから焙煎までを一貫して行うスタイルを確立した、まさにサードウェーブコーヒーのパイオニア的存在。
ここでいただく「本日のコーヒー」は格別です。豊かな香りとすっきりとした後味は、最高の朝の始まりを演出してくれます。一杯38クローネ(約500円ちょっと)と、このクオリティを考えれば非常にリーズナブル。オスロに来たら、ぜひこの一杯を味わってみてください。
物価高でも大満足!工夫次第でオスロはもっと楽しくなる
いかがでしたでしょうか?オスロは物価が高いという側面は確かにありますが、公共交通機関の乗り放題チケットを使いこなし、美味しいスーパーグルメを発掘し、無料で楽しめる絶景スポットを訪れるなど、工夫次第でコストを抑えながら満喫することが可能です。
コンパクトな街なので1泊2日でも主要なスポットは十分に回れます。歴史とモダンなデザインが融合した美しい街並みを、ぜひあなたも体験してみてください!



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