AI技術の進化が止まりませんね!文章作成から企画のアイデア出しまで、今やAIは私たちの仕事や生活に欠かせないパートナーとなりつつあります。しかし、ふと疑問に思いませんか?「AIって、料理まで得意なの?」と。
今回は、そんな素朴な疑問を検証すべく、今話題の3つのAIに「カレールーを使わない本格スパイスカレー」のレシピを考案してもらい、実際に作ってどれが一番美味しいのかを競う、夢の料理対決を実施しました!果たして、最強のAIシェフの栄冠は誰の手に輝くのでしょうか?
この記事を読めば、AIごとのレシピの個性や、料理におけるAI活用の可能性が見えてくるはずです。AIと一緒に料理を楽しめば、毎日の食事がもっとクリエイティブで面白くなること間違いなしですよ!
AIカレー対決!5段階評価
- 見どころ① AIごとの個性爆発レシピ:★★★★★
- 見どころ② 三股鍋の衝撃的なビジュアル:★★★★☆
- 見どころ③ 忖度なしのガチ実食レビュー:★★★★★
AIシェフたちの挑戦状!三者三様のカレーレシピ
今回、白羽の矢が立ったのは、以下の3名のAIシェフたちです。
- ChatGPT: 対話型AIの王者。丁寧でバランスの取れた回答が持ち味。
- Gemini: Googleが開発した最新AI。膨大な情報量を武器に、的確なレシピを提案できるか?
- ブロック: 個性的な提案が期待される新進気鋭のAI。(動画内でそう呼ばれていました!)
彼らに「カレールーを使用せずに一番美味しいと思うカレーのレシピを考えてください」と、全く同じ条件でお願いしました。すると、驚くほど個性の違うレシピが出力されたのです!
王道の風格?ChatGPTのレシピ
まずはChatGPT。そのレシピは、まさに王道といった風格を感じさせるものでした。
- 鶏肉の下準備: ヨーグルト、ターメリック、塩でしっかりと漬け込む。
- 野菜の切り方: 玉ねぎは細かくみじん切り。
- その他: ニンニク、生姜もみじん切りで、スパイスの香りを引き立てる基本に忠実な構成です。
動画内では、出力されたレシピに忠実に従う様子が「操り人形」と表現されていましたが、これはAIへの信頼の証!基本をきっちり押さえたレシピは、完成前から期待が高まりますね。
豆知識:鶏肉をヨーグルトに漬ける理由
ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、お肉のタンパク質を分解して柔らかくする効果があります。また、スパイスの風味をお肉に浸透させやすくし、加熱によるパサつきを防いでくれるので、ジューシーな仕上がりになるんですよ。
シンプル・イズ・ベスト?Geminiのレシピ
続いてはGeminiです。そのレシピはChatGPTとは対照的に、驚くほどシンプルでした。
- 鶏肉の下準備: なんと、塩こしょうを振りかけるだけ!ヨーグルトへの漬け込みはありません。
- 野菜の切り方: 玉ねぎ、トマトともに細かくみじん切り。
- その他: こちらもニンニク、生姜はみじん切りです。
「本当にこれだけで美味しくなるの?」と少し不安になるほどのシンプルさ。動画内でも「ご意見ご要望ある際はGoogleの方にお願いします」と、まるでAIが責任転嫁するかのようなユニークなやり取りが生まれていました。素材の味を活かす、引き算の発想なのでしょうか?
個性派エスニック?ブロックのレシピ
最後はブロック。このAIは、前衛的とも言える個性的なレシピを提案してきました。
- 鶏肉の下準備: ヨーグルトに漬け込むのはChatGPTと同じですが、ここに「すりおろした」ニンニクと生姜を加えます。
- 野菜の切り方: 玉ねぎはなんと「薄切り」。食感に変化を狙っているのかもしれません。
- その他: 鶏肉の下味に塩は入れないという、大胆な指示も!
ニンニクと生姜を刻むのではなく「すりおろす」ことで、香りがよりダイレクトに感じられそうです。動画内では、玉ねぎの切り方を少し間違えて「後で殴られるやつ」と冗談が飛び出す場面も。果たしてこの個性が吉と出るか、凶と出るか!
いざ調理開始!三股鍋が火を噴くカオスなキッチン
さて、三者三様の準備が整ったところで、いよいよ調理開始です。ここで登場したのが、秘密兵器「三股鍋」!3つのカレーを同時に調理できるという、まさにこの企画のために生まれたかのようなアイテムです。
調理工程でも、AIたちの個性が光ります。
炒めの流儀、スパイスの競演
最初に油で熱するスパイスからして、三者三様でした。
- ChatGPT: クミンシードのみ。香ばしい香りが立ち上ります。
- Gemini: クミンシードに加え、マスタードシードとローリエ(月桂樹の葉)を投入。一気におしゃれで複雑な香りに!
- ブロック: なんと、シナモンスティックとカルダモンが登場!甘くエキゾチックな香りがキッチンを満たします。
玉ねぎを炒める工程でも、ChatGPTとブロックは「アメ色になるまで」、Geminiは「キツネ色になるまで(ただし焦がすな)」と、微妙なニュアンスの違いが。料理の奥深さを感じさせますね。
豆知識:アメ色玉ねぎとキツネ色玉ねぎの違い
「キツネ色」は、玉ねぎの水分が飛んで甘みが出始めた状態。一方、「アメ色」はそこからさらにじっくりと加熱し、メイラード反応とカラメル化を進ませた状態です。アメ色玉ねぎは、深いコクと甘みをカレーに与えてくれます。
煮込みのフィナーレ
全ての具材とスパイスを炒め合わせた後、最後の煮込み工程へ。ここでもAIたちの差がくっきりと現れました。
- ChatGPT: ココナッツミルクを100ml投入。まろやかでクリーミーな仕上がりを狙います。
- Gemini: 水150mlと塩、さらに隠し味として砂糖を少々。甘みで味のバランスを整える作戦です。
- ブロック: 水150mlのみ。スパイスと素材の味で真っ向から勝負です。
15分後、蓋を開けると、そこには見た目も香りも全く異なる3種のカレーが!いよいよ運命の実食です!
運命の実食!最強AIシェフの栄冠は誰の手に?
深夜に及んだ激闘の末、ついに3種のAIスパイスカレーが完成しました。見た目はどれも本格的で、食欲をそそります。それでは、忖度なしのガチレビューと参りましょう!
ChatGPTカレー:王者の風格、驚異の95点!
まずはChatGPTのカレーから。一口食べた瞬間に「うまい!」と声が漏れるほどの完成度でした。塩加減が絶妙で、チリパウダーのピリッとした辛さとココナッツミルクのまろやかさが、見事なマリアージュを奏でています。味のバランスが完璧で、お店で出てきても遜色のないレベル。いきなり95点という高得点を叩き出しました!
Geminiカレー:シンプルながら奥深い、実力の89点!
続いてはGeminiのカレー。こちらは、あっさりとしたスープカレーのような印象です。ヨーグルトもココナッツミルクも使っていないのに、スパイスの香りと野菜の旨味がしっかりと溶け込んでいて、非常に奥深い味わい。シンプルを極めたレシピでこのクオリティは、まさに実力の証と言えるでしょう。点数は89点。こちらも素晴らしい出来栄えです。
ブロックカレー:シナモン香る挑戦者、惜しくも80点!
最後は、個性派のブロック。そのお味は…良くも悪くも「シナモン一色」!シナモンスティックの風味がかなり強く出ており、好みが分かれる味かもしれません。ただ、本格的なエスニックカレーと考えれば、これはこれで一つの正解。ハマる人にはハマる、挑戦的な一皿でした。点数は80点です。
AIは最高の料理パートナーになり得るか?
今回の検証の結果、最も美味しいカレーを作ったAIは「ChatGPT」という結論に至りました!
しかし、何より驚くべきは、どのAIも「ちゃんと美味しいスパイスカレー」のレシピを完成させたことです。それぞれに個性があり、得意なスタイルがあることも分かりました。
- バランスの取れた王道レシピならChatGPT
- 素材を活かしたシンプルレシピならGemini
- 冒険的で本格的なエスニックレシピならブロック
といった使い分けができそうですね。(ちなみに、動画の最後には「Geminiの会社はYouTubeと同じGoogleなので、Geminiにプラス1億点」というユーモアあふれる忖度もありました!)
AIは、もはや単なる情報検索ツールではありません。私たちの創造性を刺激し、日々の生活を豊かにしてくれる最高のパートナーになり得るのではないでしょうか。皆さんもぜひ、今夜の献立に困ったらAIに相談してみてください。きっと、新しい美味しさとの出会いが待っていますよ!
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