「何度やっても覚えられない…」を解決!受験のプロが教える、絶対に忘れない究極の暗記法

「何度やっても覚えられない…」を解決!受験のプロが教える、絶対に忘れない究極の暗記法 フリートーク

「単語帳を何周しても頭に入らない」「せっかく覚えたはずなのに、すぐに忘れてしまう」そんな悩みを抱えていませんか? 難関大学への合格を目指すには、膨大な量の知識を記憶することが不可欠です。

しかし、やみくもに暗記しようとしても、なかなかうまくいかないものです。今回は、受験指導のプロである河野塾イムの河野塾長と田中先生が語る、科学的根拠に基づいた「マジで忘れない」究極の暗記法を3つのポイントに分けてご紹介します。これを実践すれば、暗記の効率が劇的にアップし、ライバルに差をつけることができるでしょう。

見どころ

・脳科学に基づいた納得の解説:★★★★★
・今すぐできる具体的な実践法:★★★★★
・暗記が習慣化するポジティブな思考法:★★★★☆

ポイント1:脳を錯覚させて「これは大事な情報だ!」と思わせる

皆さんは、昨日一日で見たもの、聞いたこと、感じたことすべてを覚えていますか? おそらく、ほとんど覚えていないはずです。なぜなら、人間の脳は「忘れる」ようにできているからです。もし、すべての情報を記憶していたら、脳はパンクしてしまいます。だからこそ、脳は膨大な情報の中から、本当に必要なものだけを厳選して記憶に残そうとします。

では、どうすれば脳に「この情報は重要だ!」と錯覚させられるのでしょうか? その方法は以下の3つです。

1. 反復で「またお前か」と思わせる

何度も同じ情報に触れることで、脳は「またこいつか…」と認識し、重要な情報だと判断します。例えば、英単語を覚えるとき、1単語に1分かけてじっくりやるよりも、10秒でパパッと見るのを6回繰り返した方が、記憶に定着しやすいという研究結果があります。この「接触回数を増やす」ことが、反復学習の鍵です。

2. アウトプットで「使わなきゃいけない情報だ」と思わせる

「見るだけ」「読むだけ」のインプット学習だけでは、記憶は定着しません。学んだ情報を実際に「使ってみる」ことが重要です。河野塾の田中先生は、古文の授業で生徒に助動詞をひたすら口に出して言わせることで、生徒たちが自然に覚えていくという経験を語っています。テスト形式で自らアウトプットすることで、脳は「この情報は後で使うかもしれないから、しっかり覚えておこう」と判断するのです。

エビングハウスの忘却曲線:
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した、人間の記憶が時間とともに失われる度合いを示す曲線です。この曲線は、一度学習したことを繰り返し復習することで、忘却のスピードを遅らせ、記憶をより強固にできることを示唆しています。復習を「面倒な作業」と捉えるのではなく、脳に情報を定着させるための「必須のプロセス」と考えることが重要です。

3. 感情とリンクさせて「忘れられない思い出だ」と思わせる

「恥ずかしい」「悔しい」「嬉しい」といった感情を伴った出来事は、忘れにくいものです。これは、感情が脳の記憶を司る海馬という部分と密接に関係しているからです。テストで間違えて悔しい思いをしたり、逆に自分だけが正解して嬉しかったりする経験は、その時の記憶を強く定着させてくれます。感情の揺れを学習に取り入れることで、忘れられない記憶として脳に刻み込むことができるのです。

ポイント2:場所を利用して「記憶の引き出し」を増やす

人間の記憶は、場所と強くリンクしています。例えば、小学生の頃の教室の風景や、自分の席から見た景色を意外と覚えているのは、「場所ニューロン」という脳の働きによるものです。この場所ニューロンを勉強に利用しましょう。

最も手軽な方法は、勉強場所をこまめに変えることです。家で勉強するのに煮詰まったら、カフェや図書館、学校の自習室など、場所を変えてみましょう。場所を変えることで、脳は新鮮な情報として学習内容を吸収してくれます。司法試験の勉強をしていた河野塾長も、図書館やカフェ、時には散歩しながら勉強場所を変えることで、気分転換になり、記憶が定着したと語っています。

場所法(Loci Method):
古代ギリシャ時代から伝わる記憶術の一つで、記憶したい情報を馴染みのある場所と関連付けて覚える方法です。例えば、自宅の部屋を歩き回りながら、家具や置物と覚えたい項目を紐づけて記憶します。この方法は、脳の場所を司る能力をフル活用するため、非常に効果が高いとされています。

ポイント3:睡眠をうまく活用して「記憶を整理」する

「暗記は睡眠中にしろ」という言葉を聞いたことはありませんか? これは、睡眠中に脳が記憶を整理し、必要な情報を定着させる働きがあるからです。朝に勉強するよりも、寝る前に少しだけ学習内容を確認し、翌朝に復習する方が、記憶の定着率が格段に上がることが分かっています。

具体的には、夜寝る前に今日学んだことや覚えたい単語をざっと見直してみましょう。そして、朝起きた時に、それがちゃんと頭に入っているかを確認するのです。この一連の流れを習慣化することで、暗記に必要な時間を大幅に短縮することができます。「面倒くさいな」と感じるかもしれませんが、この小さな手間を惜しむと、後々大きな手間が待っていると肝に銘じましょう。

河野塾長も、お風呂に入る前に英単語を3つだけ覚えるという習慣を実践していたそうです。これを続けるうちに、逆に単語を覚えていない状態でお風呂に入ると落ち着かないほどになったと言います。習慣の力は絶大です。最初の数週間は大変かもしれませんが、続けていれば当たり前になり、強力な武器となるでしょう。

絶対に忘れない究極の暗記法

「絶対に忘れない究極の暗記法」を実践するための3つのポイントは以下の通りです。

  • 反復、アウトプット、感情で脳を錯覚させる。
  • 場所をこまめに変えて記憶の定着を促す。
  • 寝る前の復習と睡眠をうまく活用する。

暗記は、受験において切っても切り離せない重要な要素です。これらのテクニックをうまく取り入れ、効率的に学習を進めることで、周りの受験生に大きな差をつけることができるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました