ロンドンといえば、歴史的な建造物や美しい街並みが魅力の世界的な観光都市です。今回は、そんなロンドンの王道観光スポットを「仕事」として巡るという、一風変わった企画に密着しました。教科書で見たあの景色、映画で見たあの橋…それらが目の前に広がる感動はもちろん、道中で繰り広げられるユニークなやり取りや、現地のソウルフード体験まで、ロンドンの魅力を余すところなくお届けします。この記事を読めば、あなたもきっとロンドンに行きたくなるはずです!
【ロンドン観光の魅力】
- 見どころ:★★★★★
- グルメ体験:★★★☆☆
- 街歩きの楽しさ:★★★★☆
ロンドン観光の幕開けはバッキンガム宮殿から
記念すべき最初の目的地は、イギリス王室の象徴、バッキンガム宮殿です。その圧倒的な存在感と荘厳な佇まいは、まさに圧巻の一言。テレビや写真で見るのとは比べ物にならない迫力に、思わず息を呑んでしまいます。
驚いたことに、宮殿の正面は多くの観光客で賑わっていますが、少し角度を変えた場所には、宮殿全体を綺麗に写真に収められる穴場スポットがあるんです。人も少なく、ゆっくりと記念撮影ができるので、訪れた際はぜひ探してみてください。
もちろん、ここは国王が住む場所。有名な衛兵交代式が行われる門の周辺は、やはりピリッとした空気が流れていました。警備も厳重で、うっかり門に近づきすぎると、屈強な警備員に鋭い視線を向けられることも。この緊張感もまた、リアルなロンドン体験の醍醐味かもしれませんね。
豆知識:バッキンガム宮殿ってどんなところ?
バッキンガム宮殿は、現在もイギリス国王の公式な居住地であり、執務の場でもあります。つまり、日本の皇居のような場所ですね。世界中から訪れる観光客が、いわば「国王の自宅前」で記念撮影をしていると考えると、なんだか不思議な気分になります。
霧に浮かぶビッグ・ベン!これぞロンドンの風景
バッキンガム宮殿から歩いて15分ほど。次に見えてきたのは、ロンドンのシンボルともいえるビッグ・ベンです。この日は少し霧がかかっており、その姿は幻想的で、まさに「霧の都ロンドン」のイメージそのものでした。
近くには、ロンドン名物の真っ赤な電話ボックス(テレフォンボックス)もあり、ビッグ・ベンを背景に写真を撮るには絶好のロケーションです。これぞロンドン!という一枚が撮れること間違いなしです。
ビッグ・ベンは時計台の名前じゃなかった!?
ここで一つ、面白い豆知識をご紹介します。実は、「ビッグ・ベン」というのは、この時計台全体の名前ではないということをご存知でしたか?
豆知識:ビッグ・ベンの本当の名前
「ビッグ・ベン」とは、本来、時計台の内部にある大きな鐘(ベル)の愛称なのだそうです。時計台自体の正式名称は「エリザベス・タワー」。建設工事の責任者だったベンジャミン・ホール卿にちなんで「ビッグ・ベン」と呼ばれるようになったという説が有力です。ちなみに、隣にそびえ立つ壮麗な建物は、イギリスの国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)です。
そんな豆知識を披露しつつ、「これは観光ではない、あくまで仕事だ」と言い張る一行。それぞれが「ビジネスマン」や「修学旅行の先生」になりきって、ユニークなポーズで記念撮影を敢行していました。旅の楽しみ方は人それぞれですね!
空からロンドンを一望!絶景観覧車ロンドン・アイ
次なる目的地は、テムズ川のほとりにそびえ立つ巨大な観覧車、ロンドン・アイです。高さはなんと135メートル!ミレニアムプロジェクトの一環として1999年に建設され、当時は世界一の高さを誇りました。
ゴンドラは日本のものとは違い、一つのカプセルに25人ほどが乗れる広々とした空間。高所が苦手なメンバーは少し顔が引きつっていましたが、いざ動き出すと、その景色に圧倒されます。眼下に広がるロンドンの街並みは、まさに絶景の一言。先ほど訪れたビッグ・ベンや国会議事堂も、空から見るとまた違った表情を見せてくれます。
天気が良い日には、はるか遠くのウィンザー城まで見えることもあるのだとか。高所が苦手な方も、ゴンドラの中心にいれば足元は見えないので、意外と楽しめるかもしれません。ロンドンを訪れたなら、ぜひ体験してほしいアトラクションの一つです。
これがロンドンの味?ブリック・レインでソウルフードに挑戦
観光でお腹が空いたら、次はグルメの時間です。訪れたのは、ブリック・レインという通りにある「ベーグル・ベイク」。地元の人々に愛される、いわばロンドンの「ソウルフード」が味わえるお店として有名で、時間帯によっては長蛇の列ができるほどの人気店だそうです。
一番人気!ソルトビーフベーグルの実力は?
看板メニューは、山盛りのソルトビーフが挟まれた「ソルトビーフベーグル」。早速一口食べてみると…うーん、これは個性的!お肉自体は脂身が少なく、ビーフジャーキーのような噛みごたえがあって美味しいのですが、味付けはかなりシンプル。というか、ほとんど塩味です。
一緒に挟まれているガーキン(ピクルス)とマスタードの主張がかなり強く、特にマスタードのツーンとくる辛さが口いっぱいに広がります。これがロンドンの人々が愛する味なのか…と、文化の違いを肌で感じることができました。「ソウルフード」という言葉の奥深さを感じた瞬間です。
店員さんが強面?ユニークな注文体験
このお店、味だけでなく接客もなかなかのインパクトでした。注文時に少し戸惑っていると、店員さんから「おい、こっち来い!」とでも言わんばかりのジェスチャーで呼ばれるという、ちょっとしたスリリングな体験も。これもまた、ローカルなお店ならではの魅力なのかもしれません。
他にもジャムドーナツやオニオンプレッツェルなどを試しましたが、どれも素朴で、飾らない味わい。まさに「ソウルフード」という言葉がぴったりの、記憶に残るグルメ体験となりました。
ロンドンの象徴!タワー・ブリッジの雄大な姿
次に向かったのは、ロンドンを代表する橋、タワー・ブリッジです。ゴシック様式の美しい二つの塔が特徴的で、誰もが一度は写真や映像で見たことがあるのではないでしょうか。この橋の最大の特徴は、大きな船が通る際に、中央部分が「パカッ」と跳ね上がることです。その光景は一度見てみたいものですね。
周辺は近代的なビルも立ち並び、新旧のロンドンが融合した美しい景色が楽しめます。ここでも一行は「仕事モード」全開で、名刺交換をするビジネスマン風のポーズなどで撮影を楽しんでいました。ロンドンで働くオフィスワーカーの気分を味わっていたのかもしれません。
世界の中心!グリニッジ天文台で本初子午線をまたぐ
ロンドン観光の締めくくりは、小高い丘の上にあるグリニッジ天文台です。緑豊かな公園の中にあり、ロンドンの街並みを一望できる、とても気持ちの良い場所です。
そして、ここを訪れた最大の目的は、なんといっても「本初子午線」。そう、世界の経度の基準となる経度0度の線です。日本の地理の授業でも習いますよね。
教科書で見たあの線は…意外と地味だった!?
「世界の中心」ともいえるこの線、きっとライトアップされたりして、盛大に祀られているのだろう…そんな期待を胸に探してみると、そこに現れたのは、地面に引かれた一本の金属の線でした。想像していたよりも、かなりシンプルで地味な姿に、一同は思わず苦笑い。
しかし、この線をまたげば、片足は東半球、もう片足は西半球に立つことができるのです!そう考えると、なんだか壮大な気分になってきませんか?このシンプルな線が、全世界の時間と場所の基準になっていると思うと、感慨深いものがあります。
豆知識:本初子午線は日本人には有名?
意外なことに、この本初子午線は、アメリカなどではあまり馴染みがないそうです。一方で、グリニッジ天文台には日本人観光客が非常に多く、教科書で学ぶ日本人にとっては特別な場所であることが伺えます。日本の標準時子午線である東経135度が通る兵庫県明石市の方が、もしかしたら豪華なモニュメントがあるかもしれませんね。
魅力満載のロンドンを歩こう!
バッキンガム宮殿からグリニッジ天文台まで、ロンドンの主要な観光スポットを巡る旅、いかがでしたでしょうか。多くの見どころが比較的コンパクトにまとまっているため、徒歩や公共交通機関で効率よく回れるのもロンドンの魅力です。
また、実際に訪れて感じたのは、人々の優しさでした。礼儀正しく親切な人が多く、日本人にとっても非常に過ごしやすい街だと感じます。歴史と現代が融合し、洗練された雰囲気の中にどこか親しみやすさもあるロンドン。ぜひ次の旅行先の候補にしてみてはいかがでしょうか。


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