今回は、先日参議院選挙で話題を呼んだ政党「チーム未来」代表・安野貴博氏の妻である黒岩さんにお話を伺いました。なんと、黒岩さんは大学を首席で合格し、さらにはある分野で世界記録を保持していたという驚きの経歴の持ち主です。夫を支えるスーパーウーマンの半生から、人生を豊かに生きるヒントを探っていきましょう!
ポジティブメッセージ
「チーム未来」は、みなさんの応援のおかげで国政政党になりました。これからも、より開かれた政治を目指し活動していきます!
見どころ
- 驚愕の経歴:★★★★☆
- 安野さんとの出会い:★★★★☆
- 「チーム未来」の描く未来:★★★★★
それでは、黒岩さんの波乱万丈な人生を紐解いていきましょう!
知られざる幼少期と中学受験
まず、黒岩さんは自身の幼少期を「イケすかないガリ勉」と振り返っています。さらに、授業中に立ち歩いたり、おしゃべりをしたりと、じっと座っていることができない子供だったそうです。先生からしたら、なかなかのやんちゃぶりだったことでしょう。しかし、そんな幼少期でありながら、勉強はよくできたと言います。
小学生のときには中学受験を経験し、名門・桜蔭中学校に主席合格という快挙を成し遂げました。この話を聞いた多くの読者は、「勉強の才能があったんだな」と思うかもしれません。しかし、その裏には壮絶な努力がありました。
桜蔭中学校:女子御三家の一つに数えられる名門校。全国屈指の難関校として知られ、多数の著名人を輩出している。
黒岩さんは、お父様が病気だったこともあり、当時通っていた塾「SAPIX(サピックス)」に入り浸っていたそうです。授業が終わった後も遅くまで塾の先生に質問をし、「SAPIXが家」というほどの生活を送っていたと言います。このエピソードを聞くと、努力の量が尋常ではないことがわかりますね。
しかし、中学入学後も学校の授業中は先生から離れてドッジボールをするなど、相変わらずのやんちゃぶり。この自由奔放さが、黒岩さんの個性であり、強みなのかもしれません。
「マインスイーパー」で世界記録!異色の経歴を持つ高校時代
中学校からは、演劇部に所属し、その活動に没頭していたそうです。授業中も台本や漫画を読んでいるような生活だったため、成績は「留年ギリギリ」だったと言います。演劇に打ち込む中で、表現力や発声方法を学んだことが、現在の演説の土台になっているのかもしれません。
さらに驚くべきことに、黒岩さんは高校時代にパソコンゲームの「マインスイーパー」で世界記録を樹立しています。ゲームに没頭するあまり、電気量販店のパソコンで試行錯誤を繰り返していたというエピソードには、思わず笑ってしまいました。彼女の集中力と探究心は、幼い頃から一貫して変わらないようです。
マインスイーパー:地雷の埋まっているマスを避けながら、すべての地雷が埋まっていないマスを開けることを目的としたパズルゲーム。Windowsに標準で搭載されていたため、プレイしたことがある人も多いのではないだろうか。
東大での出会いと、まさかの夫婦共通点
そんな黒岩さんが大学受験を意識したのは、高校3年生のとき。成績が芳しくなかったため、このままではまずいと一念発起し、受験勉強を始めました。この時に彼女が頼ったのが、なんと「2ちゃんねる」と漫画の『ドラゴン桜』だったそうです。当時、容姿にコンプレックスを持っていた黒岩さんは、『ドラゴン桜』の「バカとブスこそ東大に行け」というセリフに心を動かされ、独学で勉強を進めていきました。その結果、東京大学に見事合格!努力が報われる瞬間ですね。
そして、大学1年生のときに、のちに夫となる安野貴博さんと出会います。安野さんは大学のシラバスを可視化するシステムを自作するなど、当時から「変人」として知られていたそうです。初対面での自己紹介で、日本語、関西弁、プログラミング言語のPythonの3か国語を話せると言われ、「キモい」と思ったのが最初の印象だったと語っています。しかし、安野さんの優しさや人間性に惹かれ、やがて交際、結婚へと至りました。
そして、結婚前の両家顔合わせの際に、安野さんのご両親から衝撃の事実を告げられます。なんと、黒岩さんと安野さんは、小学生時代に同じ塾「SAPIX」に通っており、成績優秀者名簿に二人の名前が並んでいたというのです。まるでドラマのような運命的なエピソードに、思わず「なるほど!」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
編集者としてのキャリアと「チーム未来」での活動
大学卒業後、黒岩さんは大手出版社「KADOKAWA」に入社し、編集者としてのキャリアをスタートさせます。編集者の仕事は多岐にわたり、企画を立てることから、作家さんと二人三脚で作品をブラッシュアップし、プロモーションまで全てをこなす「何でも屋さん」だと語っていました。このマルチな才能は、幼い頃の多動性が良い方向に作用したのかもしれません。
そして、夫である安野氏が政界に足を踏み入れた際、黒岩さんは「チーム未来」のサポート役として奔走します。演説、SNSでの広報活動、メディアとの交渉など、編集者として培った経験をフルに活かして安野氏を支えていました。「作家さんを世に送り出す仕事と、夫を世に送り出す仕事は似ている」と語る姿は、まさにプロフェッショナルそのものでした。
しかし、彼女は「チーム未来」の正式な役職を持っているわけではありません。選挙が終わった今、彼女は「オタク」として、「安野の活躍を見守り、監視する」というスタンスに戻ると言います。この謙虚さもまた、彼女の魅力の一つではないでしょうか。
「チーム未来」が目指す、デジタル化された新しい政治
「チーム未来」が目指すのは、デジタル技術を駆使した、より開かれた政治です。その中心となるのが「永田町のエンジニアチーム」の結成です。これは、法律を作る国会議員の仕事にデジタルの力を導入し、政治をより身近なものにすることを目指しています。
たとえば、政治資金の透明性を高めるために、民間の会計サービスのように議員の収支を可視化するシステムの開発。そして、台湾で行われている「オンライン目安箱」のように、国民が政策について自由に意見を投稿し、一定数の賛同が集まれば国が検討する仕組みの導入も目指しています。
オンライン目安箱:台湾で導入されているデジタル民主主義の仕組み。国民は政策のアイデアを提案でき、5000以上の賛同が集まると国が検討する。
確定申告をワンタッチで完了させたり、役所に行くことなく行政手続きをスマホで済ませたりと、私たちの生活をより便利にするためのアイデアが次々と飛び出していました。これらのシステムはすでに開発されており、あとは導入するだけだと言います。既存の政治の枠組みにとらわれない、新しい試みに期待が高まりますね。
最後に、黒岩さんから若い世代に向けてメッセージをいただきました。「大人になることは怖いと思っていたけど、自分で決められる範囲が広がるので、意外と悪くない」という言葉には、彼女の波乱万丈な人生を歩んできたからこその重みを感じます。もし今、将来に不安を感じている人がいたら、この言葉を思い出して前向きに進んでいってほしいと思います。
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