絶景か、試練か。噴火直後のアイスランドへ!氷と火の国のリアルな冬旅レポート

絶景か、試練か。噴火直後のアイスランドへ!氷と火の国のリアルな冬旅レポート 旅行
[北欧旅]一生に一度は見たい!記憶に残るアイスランドの絶景🇮🇸|惑星のような大地🌎4泊5日アイスランド旅行|Iceland Trip Vlog
Subtitles are available.2024年1本目の動画はアイスランド旅🇮🇸これまで見たことのない景色に溢れ、広大な大地に感動しっぱなしのロードトリップ、4泊5日。冬は天候も変わりやすく日照時間も短く、マイナスな面が多いように...

冬のアイスランド旅行、それは多くの旅人が憧れる特別な体験です。しかし、私たちの旅は出発の1週間前に「火山噴火」という衝撃的なニュースから始まりました。果たして無事、夢に見た景色に出会うことはできるのでしょうか?ハプニングも旅の醍醐味と信じ、2023年の締めくくりに選んだ真冬のアイスランド4泊5日のロードトリップ。計画通りにはいかないからこそ見えた、ありのままの絶景と感動の記録をお届けします!

【この旅の見どころを5段階評価!】

  • 神秘の氷の洞窟探検:★★★★★
  • 絶景のダイヤモンドビーチ:★★★★★
  • 地球の割れ目を歩く体験:★★★★☆

旅の始まりはまさかの噴火ニュース!

アイスランド旅行を1週間後に控えたある日、飛び込んできたのは「レイキャネス半島で火山が噴火」というニュースでした。正直、「これは旅行中止か…!?」と頭を抱えましたが、幸運なことに噴火は3日ほどで沈静化。私たちは胸をなでおろし、2023年最後の冒険へと旅立ったのです。

空港に降り立つと、そこはもう別世界。時計はまだお昼の12時だというのに、空は今にも日が沈みそうな夕暮れの色をしています。そう、これこそが真冬のアイスランド。これから始まる4泊5日のロードトリップに、期待で胸が高鳴ります!

【豆知識】冬のアイスランドの日照時間:アイスランドの冬(12月頃)の日照時間は、なんとわずか4~5時間ほど。午前11時頃にようやく太陽が昇り、午後3時過ぎには沈んでしまいます。観光できる時間が限られるため、効率的な計画が旅の鍵を握りますよ。

クリスマスイブの買い出し大作戦

まず私たちが向かったのは、現地のスーパーマーケットです。今日は12月24日のクリスマスイブ。明日のクリスマス当日は、ほとんどのお店が閉まってしまいます。そのため、明日の分の食料を確保しておく必要があったのです。異国のスーパーを散策するのは、旅の楽しみの一つですよね。物価の高さを実感しつつも、見慣れない商品にワクワク。なんと、そこには日本語パッケージのお菓子も!遠い北欧の地で出会う故郷の味に、思わず心が和みました。

買い出しを終え、ガソリンスタンドでサクッとランチを済ませたら、いよいよ首都レイキャヴィクへと向かいます。

1日目:首都レイキャヴィクと北欧のクリスマス

空港から車を走らせること約40分。アイスランドの首都、レイキャヴィクの街並みが見えてきました。まず目に飛び込んできたのは、街のシンボルであるハットルグリムス教会です。そのユニークで雄大な姿は、まさに圧巻の一言!

街を歩けば、カラフルで可愛らしい家々が並び、窓辺にはアドベントライトが優しく灯っています。派手さはないけれど、温かみにあふれた北欧のクリスマス風景に、すっかり心を奪われてしまいました。散策していると、ふと空が優しいオレンジ色に染まっていることに気づきます。短い昼間の終わりを告げる夕暮れは、寒さを忘れさせてくれるほどの美しさでした。

【豆知識】アイスランドのアウトドアブランド「66°North」:厳しい自然環境で知られるアイスランドで生まれたアウトドアブランド。その機能性の高さと洗練されたデザインは、地元の人々はもちろん、世界中のアウトドア愛好家から支持されています。あまりの寒さに、私たち夫婦も思わずネックウォーマーを購入してしまいました!

2日目:ゴールデンサークルで地球の息吹を感じる

旅の2日目。実はこの日、世界最大の露天温泉「ブルーラグーン」に行く予定でした。しかし、残念ながら噴火エリアに近いため臨時休業中…。旅にハプニングはつきもの!と気持ちを切り替え、アイスランド観光の王道「ゴールデンサークル」を巡ることにしました。

世界遺産シングヴェトリル国立公園

まず訪れたのは、世界遺産にも登録されているシングヴェトリル国立公園。ここは、地球のプレートであるユーラシアプレートと北米プレートが生まれる「大地の裂け目」を間近で見ることができる、非常に珍しい場所です。

朝日が昇る時間は、まるで夕焼けのように空が真っ赤に染まり、幻想的な光景が広がります。プレートの間を歩いていると、「今、地球の割れ目にいるんだ!」という不思議な感覚に包まれました。太陽が顔を出してから沈むまで、ずっとマジックアワーが続くような柔らかな光は、冬のアイスランドならではの特別な体験です。

間欠泉と凍てつく滝

次に向かったのは、ストロックル間欠泉です。ここでは、数分おきに熱水が空高く噴き上がる、ダイナミックな光景を目の当たりにできます。地下水がマグマの熱で熱せられ、水蒸気の力で一気に地上へ噴出する…まさに地球が生きていることを実感する瞬間です。噴き上がる瞬間をカメラに収めようと、多くの観光客が固唾をのんで待っていました。

残念ながら、間欠泉に着く頃には日が沈んでしまいましたが、最後の目的地であるグトルフォスの滝へ急ぎます。ライトアップされた巨大な滝は、昼間とはまた違った荘厳な雰囲気。冬の寒さで一部が凍りつき、まるで時が止まったかのような幻想的な景色を作り出していました。

この日のクリスマスディナーは、ホテルで質素に。しかし、日本から持ってきたお湯でできるご飯や味噌汁は、冷えた体に染み渡る最高の「ごちそう」でした!やはり日本の味は落ち着きますね。

【豆知識】アイスランドの水道水:アイスランドでは、水道水をそのまま飲むことができます。その水は、氷河の雪解け水が火山岩でろ過された、非常にピュアで美味しい天然水。ミネラルウォーターを買う必要がないのは、旅行者にとって嬉しいポイントです。

3日目:息をのむ”氷の世界”への大冒険

旅の3日目は、この旅のハイライトともいえる「氷の世界」を巡ります。私も少し運転に挑戦しながら、目的地を目指して東へ東へと車を走らせます。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖とダイヤモンドビーチ

Vikの街から約2時間。目の前に信じられないような光景が広がりました。湖に巨大な氷塊がぷかぷかと浮かぶ、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖です。青く透き通った氷、静寂に包まれた湖面。あまりの美しさに、ただただ言葉を失いました。

そして、氷河湖から海へと流れ着いた氷のかけらが打ち上げられるのが、通称「ダイヤモンドビーチ」です。黒い砂浜の上に、大小さまざまな氷が無数に転がっている様子は、その名の通り、まるでダイヤモンドが散りばめられたかのよう。太陽の光を受けてキラキラと輝く氷は、一つとして同じ形がなく、いつまでも見飽きることがありませんでした。

神秘のスーパーブルー!氷の洞窟へ

本日最後の目的地は、氷河の中にできる洞窟「スーパーブルー」です。ここへは個人で行くことはできず、必ずツアーに参加する必要があります。ごつごつした特殊なスーパーJEEPに乗り込み、道なき道を進んでいく体験もまた、冒険心をくすぐられます!

車を降りてから、アイゼン(靴に装着する滑り止め)とヘッドライトを装着し、洞窟の入り口まで約40分歩きます。ガイドさんによると、氷河は温暖化の影響で驚くべき速さで溶けており、洞窟の形は毎日変わるのだとか。つまり、今この瞬間に見ている景色は、二度と同じものは見られないのです。

洞窟の中へ足を踏み入れると、そこは青く輝く別世界!太陽の光が氷を透過して生み出す神秘的な「氷河の青」に、完全に魅了されてしまいました。神秘的な光景に夢中になるあまり、気づけば中腰の辛い体勢になっていたのも、今となっては良い思い出です。

4日目&最終日:レイキャヴィクの魅力と絶品グルメ

楽しかった冒険もいよいよ終盤。4日目はレイキャヴィクへ戻るため、約5時間の長距離ドライブです。アイスランドの天気は非常に変わりやすいため、専用アプリで道路状況をこまめに確認しながら、安全運転を心がけます。車窓から見える、刻一刻と表情を変える雄大な大地は、長時間の移動でも全く飽きさせませんでした。

アイスランドの思い出をお買い物

最終日は、レイキャヴィクの街で雑貨屋さん巡りを楽しみました。特に心惹かれたのは、アイスランド製のウールで手編みされたニット「ロパペイサ」です。伝統的な模様が美しく、とても暖かいのが特徴。お土産にもぴったりですよ。

旅の締めは絶品グルメで!

アイスランドに来たら絶対に外せないグルメも堪能しました!まずは、アメリカの元大統領が訪れたことで「宇宙一美味しい」と有名になったホットドッグ屋さん。シンプルな見た目ですが、サクサクのフライドオニオンと特製ソースが絶妙なアクセントになっていて、確かにもう一つ食べたくなる美味しさでした。

そして、最終日のディナーに選んだのは、ロブスタースープが名物のお店。濃厚で魚介の旨味が凝縮されたスープは、旅の疲れを癒してくれる優しい味わい。香ばしい串焼きも絶品で、心もお腹も大満足の締めくくりとなりました。

噴火のニュースから始まった波乱万丈のアイスランド旅行。計画通りにいかないこともありましたが、それ以上に、地球の偉大さを肌で感じる感動的な瞬間に何度も出会うことができました。もしあなたが日常を忘れさせてくれるような、圧倒的な非日常を体験したいなら、冬のアイスランドは最高の旅先になるはずです!

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