歴史的な街並みとモダンなデザインが見事に融合した、水の都ストックホルム。今回の記事では、実際に巡った3日間の旅行Vlogを基に、観光、グルメ、ショッピングの魅力をたっぷり詰め込んだモデルコースをご紹介します。これからストックホルムへの旅行を計画している方はもちろん、北欧の雰囲気を味わいたい方も、ぜひ最後までお付き合いください!
ストックホルム旅行で得られる最高の体験
ストックホルムは、ただ美しいだけの街ではありません。歩いているだけで心が豊かになるアート、暮らしを大切にする文化、そしてシンプルながらも奥深い美食が、あなたの旅を忘れられないものにしてくれるはずです。少し足を延せば、まるで絵本の中に迷い込んだかのような景色が広がっています。さあ、一緒にストックホルムの魅力を探る旅に出かけましょう!
【見どころ5段階評価】
- 旧市街ガムラスタンの散策:★★★★★
- 世界一長い美術館(地下鉄アート):★★★★★
- フィーカ文化体験:★★★★☆
1日目:ストックホルム到着!スーパー散策で北欧の日常に触れる
北欧4カ国周遊の旅、3番目の国はスウェーデン!デンマークのコペンハーゲンからスカンジナビア航空で約1時間、無事にストックホルム・アーランダ空港に到着しました。旅の後半戦、どんな出会いが待っているのかワクワクしますね。
空港から市内へ、快適なホテルにチェックイン
空港からホテルまではUberを利用して約30分。今回2泊するのは、ストックホルム中央駅からも徒歩圏内の「クラリオン ホテル サイン(Clarion Hotel Sign)」です。フィンランドでも利用したホテルチェーンで、その信頼感は抜群。
お部屋は清潔感があり、アメニティも充実。アイロンやケトル、そして無料のサウナまで完備されているのがクラリオンホテルの魅力です。長旅の疲れを癒すのに最高の環境ですね。
中央駅のスーパー「Coop」で発見!スウェーデンならではの食文化
ホテルに荷物を置いたら、早速ディナーの買い出しへ。ストックホルムの街はとても清潔で整然としており、歩いているだけで気持ちが良いです。向かったのは、ストックホルム中央駅の地下にあるスーパーマーケット「Coop」。
海外のスーパーって、その国の食文化が垣間見えて本当に面白いですよね!フルーツにはミニフォークが添えられていたり、美味しそうなパンがずらりと並んでいたり。特に目を引いたのは、種類の豊富なサラダバーと、スウェーデンならではのチューブに入ったペースト状の食品です。
【豆知識】スウェーデンの食卓の定番!チューブ入りペースト
スウェーデンのスーパーでよく見かけるチューブ食品。中でも有名なのが「Kalles Kaviar(カレス・キャビア)」というタラコのペーストです。パンに塗ったり、ゆで卵に乗せたりするのが定番の食べ方。少し塩気が強いですが、一度食べるとクセになる美味しさです。お土産にもぴったりですよ!
旅先で無性に野菜が食べたくなるとき、ありませんか?私たちも「今日は野菜をたくさん食べたい!」という気分だったので、サラダバーをメインに、お寿司やカップラーメンなど、それぞれ好きなものを選びました。地元のスーパーで好きなものを買ってホテルでゆっくり食べる。これもまた、旅の醍醐味の一つです。
2日目:アートと歴史、そして「フィーカ」。ストックホルムの魅力を大満喫!
2日目の朝は、楽しみにしていたホテルの朝食ビュッフェからスタート!クラリオンホテルの朝食は品数が豊富で、どれも本当に美味しいんです。スウェーデン名物のタラコペースト「kaviar」も発見したので、パンに塗っていただきました。これがまた絶品で、明日もリピート確定です!
世界一長い美術館!圧巻の地下鉄アート
朝食後、少しのんびりしてから観光へ出発。まず向かったのは、旧市街「ガムラスタン」。本来はホテルから歩ける距離ですが、どうしても見ておきたいものがあったので地下鉄を利用しました。それが、「地下鉄アート」です!
ストックホルムの地下鉄は「世界一長い美術館」とも呼ばれており、約100ある駅のほとんどで、さまざまなアーティストによる装飾が施されています。私たちが利用した「T-Centralen」駅は、青い植物のような模様が洞窟のような構内全体に描かれていて、まるで別世界に迷い込んだかのよう。想像以上のスケールに圧倒されました。
まるで絵本の世界!旧市街「ガムラスタン」を歩く
地下鉄で一駅、ガムラスタンに到着です。ここは中世の面影を色濃く残すエリアで、石畳の道やカラフルな建物が並び、歩いているだけでワクワクします。中心にあるストールトルゲット広場は、写真映え間違いなしのスポットです。
【豆知識】『魔女の宅急便』のモデルになった街?
ガムラスタンの街並みは、スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』の舞台のモデルの一つになったと言われています。オレンジ色の屋根が連なる風景や、細い路地を見ていると、キキがほうきで飛び回るシーンが目に浮かぶようです。ファンならずとも、その可愛らしい世界観に魅了されることでしょう。
周辺には雑貨屋さんやカフェが立ち並び、散策が楽しいエリアです。少し歩くと王宮があり、ちょうど衛兵交代式が行われていました。一糸乱れぬ動きと厳かな雰囲気に、思わず見入ってしまいました。
知的好奇心を刺激する「ノーベル賞博物館」
ストールトルゲット広場に面して建つのが「ノーベル賞博物館」です。館内はそれほど広くありませんが、歴代受賞者の功績を分かりやすく紹介する展示が興味深い!特に、天井をレールで移動する受賞者のパネルは、デザイン性も高く見ごたえがありました。日本人受賞者である山中伸弥教授の展示もあり、なんだか誇らしい気持ちになりますね。
スウェーデンの大切な文化「フィーカ」を体験
ガムラスタン散策の後は、市の中心部へ移動し、お待ちかねの「フィーカ(Fika)」タイムです!フィーカとは、スウェーデンの人々が大切にしているコーヒーブレイクの文化。単なる休憩ではなく、家族や同僚とコミュニケーションをとるための大切な時間なのです。
私たちは老舗のベーカリー&カフェ「Vete-Katten」で、名物のシナモンロールとチョコレートケーキをいただきました。スパイスが効いた甘いシナモンロールとコーヒーの組み合わせは最高です!仕事の効率も上がると言われるフィーカ文化、ぜひ日本にももっと広まってほしいものです。
北欧デザイン巡りと、心温まる日本の味
フィーカで一息ついた後は、ショッピングモール内のIKEA Cityを覗いたり、日本の皇室から贈られた桜で有名な王立公園を散歩したり。公園の桜は、春になると見事に咲き誇るそうです。いつかその季節にも訪れてみたいですね。
マリメッコやデパート、可愛い雑貨屋さんを巡り、北欧デザインを堪能。そして、この日の夕食に選んだのは、なんとラーメン!「Tokyo Ramen」というお店で、醤油ラーメンと唐揚げを注文しました。海外で食べる日本のラーメン、なぜあんなに心に染みるのでしょうか。本格的な味に感動し、日本が恋しくなるひとときでした。
3日目:最終日もアクティブに!アートと美食で旅を締めくくる
あっという間にスウェーデン最終日。この日もホテルの豪華な朝食でエネルギーをチャージします。目の前で好きな具材を入れて作ってくれるオムレツサービスは、格別の美味しさでした!
幸運を呼ぶ?虹のアートが美しいStadion駅
荷物をホテルに預け、再び地下鉄アート巡りへ。向かったのは、鮮やかな虹のアートが印象的な「Stadion」駅です。1912年のストックホルムオリンピックの会場最寄り駅だったことから、オリンピックをテーマにデザインされたのだとか。青空に架かる大きな虹は、見ているだけで幸せな気分にさせてくれます。
知の殿堂と暮らしを彩るマーケット散策
Stadion駅から20分ほど歩き、スウェーデン国立図書館へ。残念ながら内部は撮影禁止でしたが、歴史と威厳を感じさせる、息をのむほど美しい空間でした。観光客はほとんどおらず、静かに知の世界に浸ることができます。
その後は、老舗の紅茶専門店「Tehuset Java」や、1888年から続く屋内市場「エステルマルム市場(Östermalms Food Hall)」を散策。市場には新鮮な魚介や肉、野菜、スイーツなどがずらりと並び、活気に満ちています。サーモン好きにはたまらない光景が広がっていました!
これぞ本場の味!絶品ミートボールでランチ
スウェーデンでの最後の食事は、市場から徒歩3分のレストラン「Nybrogatan 38」で。注文したのは、もちろんミートボールです!
運ばれてきたミートボールは、肉々しくて食べ応え抜群。濃厚なソースと、甘酸っぱいベリーのソース、そしてクリーミーなマッシュポテトとの相性が最高なんです!このマッシュポテト、もはや飲めるのでは?と思うほど滑らかで、感動的な美味しさでした。これぞ本場の味!と大満足のランチになりました。
空港で最後のショッピング!旅の思い出をお土産に
楽しかったストックホルム観光もこれにて終了。ホテルで荷物を受け取り、Uberで空港へ向かいます。アーランダ空港は北欧デザインの雑貨やお菓子が充実していて、最後のショッピングも楽しめます。
そしてなんと、空港内にMoomin Arabia shopを発見!旅の疲れも吹き飛ぶ瞬間です。ちょうどセールをしていたこともあり、ずっと欲しかったムーミンのマグカップをついに購入しました。最高の旅の締めくくりになりました!
まとめ
歴史的な旧市街から近代的なデザイン、そして心豊かな食文化まで、ストックホルムは本当に見どころの多い魅力的な街でした。3日間という短い滞在でしたが、その奥深さに触れることができ、大満足の旅となりました。
もし再び訪れる機会があれば、今度は春に王立公園の桜を眺めながら、ゆっくりとフィーカを楽しみたいです。この記事が、あなたのストックホルム旅行の参考になれば幸いです。次は、いよいよ北欧周遊最後の国、ノルウェー・ベルゲンへと向かいます!



コメント