【個人手配でイタリア周遊】7泊8日でローマ・シチリア・ヴェネツィア・フィレンツェを巡る!ジョジョ聖地巡礼も満喫する旅の全貌

【個人手配でイタリア周遊】7泊8日でローマ・シチリア・ヴェネツィア・フィレンツェを巡る!ジョジョ聖地巡礼も満喫する旅の全貌 旅行

「いつかは行ってみたい…」と多くの人が憧れる国、イタリア。その夢、個人手配で叶えてみませんか?この旅は、計画から実行まで全て自分で行う、7泊8日の冒険の記録です。この記事を読めば、あなたもきっと次の旅行の計画を立てたくなるはず。さあ、一緒にイタリアの魅力に浸る旅に出かけましょう!

見どころ5段階評価

  • 歴史の重みと荘厳さ:★★★★★
  • 街並みの美しさと芸術性:★★★★★
  • グルメの感動体験:★★★★☆

旅の準備と基本情報:これさえ押さえれば安心!

初めてのヨーロッパ、しかも個人手配となると不安も多いですよね。でも大丈夫!しっかり準備すれば、旅の自由度は格段に上がります。今回の旅では、ローマ、シチリア島(パレルモ、チェファルー)、ヴェネツィア、フィレンツェ、そしてピサを巡ります。飛行機やホテルもすべて個人で手配しました。

気になるお金事情ですが、今回は約4万円を日本で両替し、235ユーロの現金を用意。あとはクレジットカードとデビットカードを1枚ずつ持参しました。最近はキャッシュレスが進んでいますが、小さな店やいざという時のために現金は必須です。そして、この旅のもう一つのテーマは、大好きなアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の聖地巡礼!作中の舞台を訪れるのも、旅の大きな楽しみの一つです。

【1・2日目】永遠の都ローマとヴァチカン市国:歴史の渦に飛び込む

長いフライトを経て、ついにイタリアの地に足を踏み入れました!空港から電車でローマ・テルミニ駅へ向かい、まずは48時間有効の交通カードを購入。これで滞在中の移動はスムーズです。ローマの地下鉄はスリが多いと聞くので、気を引き締めて乗車します!

荘厳なるヴァチカン市国へ

ローマ滞在初日は、早起きして世界最小の独立国家、ヴァチカン市国へ。国境を越えるのにパスポートは不要というのも不思議な感覚ですよね。まずは、圧巻の存在感を放つサン・ピエトロ大聖堂を目指します。早朝にもかかわらず、すでに行列ができていました!しかし、朝日が差し込むサン・ピエトロ広場の美しさは、待ち時間も忘れさせてくれるほどです。

約50分並んで中に入ると、その壮大さと荘厳さに思わず息をのみました。中央に伸びる身廊、そして入ってすぐ右手にあるミケランジェロ作の「ピエタ像」。その繊細な美しさには、時間を忘れて見入ってしまいます。あまりに上を見上げすぎて、初日から首を痛めそうになったのはご愛嬌です。

豆知識:ヴァチカン市国を警備しているのは、カラフルで特徴的な制服をまとったスイス人衛兵隊です。これは16世紀から続く伝統で、採用には厳しい条件があるそうです。

巨大な芸術の殿堂、ヴァチカン美術館

次に訪れたのは、ヴァチカン美術館。ここは事前にWEB予約しておくのが鉄則です!当日券の列は、半日以上待つのではないかと思うほどの長さでした。予約票はスマホ画面でも大丈夫ですが、万が一に備えて印刷しておくと安心ですよ。

総面積がとてつもなく広く、全ての作品をじっくり見ようとすると1日では到底足りません。特に印象的だったのは、「ラオコーン像」の躍動感、「地図のギャラリー」の豪華絢爛さ、そしてラファエロの間の傑作たち。もちろん、撮影禁止の「システィーナ礼拝堂」のミケランジェロ作「最後の審判」も必見です。あまりの美しさに、芸術のシャワーを浴びているような感覚でした。

ローマ市内散策とハプニング

美術館鑑賞の後は、ローマ市内を散策。しかしここでトラブル発生!日本で申し込んだeSIMが全く使えず、急遽SIMカードを買いに走ることに。少し割高でしたが、無事にネット環境を確保できて一安心。海外でのネット接続は生命線ですからね!

気を取り直して、ティラミスで有名な「PONPI」や、サンタンジェロ城、ベルニーニの傑作「四大河の噴水」があるナヴォーナ広場、そして紀元前に建てられたというパンテオンを巡ります。街を歩いているだけで突如として遺跡が現れるのがローマのすごいところ。カエサルが暗殺された場所が、今では野良猫の保護施設になっているというのも面白い話です。

イタリアングルメ情報:イタリアのカルボナーラは、日本のものと少し違います。本場では生クリームを使わず、卵、チーズ(ペコリーノ・ロマーノ)、豚頬肉の塩漬け(グアンチャーレ)、黒コショウだけで作ります。濃厚でチーズの風味が強いのが特徴です!

夜はライトアップされたコロッセオの幻想的な姿を堪能。そして、この日の夜は、次の目的地シチリア島へ向かうため、念願の寝台列車「InterCity Notte」に乗車します!個室で揺られる夜は、旅情たっぷりで最高の体験でした。

【3日目】太陽の島シチリア:パレルモとチェファルーの絶景

寝台列車で目覚めると、車窓には美しい海の景色が広がっていました。シチリア島の玄関口、パレルモに到着です!ローマとは全く異なる、活気あふれる南国の雰囲気に心が躍ります。

パレルモの街を歩く

ホテルに荷物を預け、まずは街の中心部へ。「ゴッドファーザーⅢ」の舞台にもなったマッシモ劇場や、交差点の四隅が美しい建造物で飾られたクァットロ・カンティを散策。そしてパレルモ大聖堂へ。この大聖堂のすごいところは、なんと屋上に登れること!屋根の上を歩きながらパレルモの街を一望する体験は、スリルと感動が入り混じった忘れられない思い出になりました。

映画の世界へ、チェファルーの冒険

午後は電車に乗り、映画「ニューシネマ・パラダイス」のロケ地としても知られる美しい港町、チェファルーへ。オレンジ色の屋根が連なる可愛らしい街並みと、背後にそびえる巨大な岩山が印象的です。

この旅一番の挑戦は、その岩山の上にあるチェファルー城跡への登山でした。「かなりハードだ」という前情報に少し怯みましたが、後悔したくない一心で登り始めます!息を切らしながら40分ほど登ると、そこには言葉を失うほどの絶景が待っていました。

オレンジ色の屋根と青い海が織りなす景色は、まるで「魔女の宅急便」の世界のよう。夕日に照らされて輝く街並みは、疲れも吹き飛ぶ美しさでした。下山途中に野生のヤギの群れに遭遇したり、道を間違えたりとハプニングもありましたが、それもまた旅の醍醐味です。

そして、この日一番の感動グルメが、シチリア名物アランチーナ(ライスコロッケ)でした。駅のカフェで何気なく買ったのですが、その美味しさに衝撃!この旅で食べたものの中で一番かもしれません。

【4・5日目】水の都ヴェネツィア:迷宮の街でロマンに浸る

パレルモから飛行機でヴェネツィアへ。上空から見た景色は、まるで天国かと見紛うほどの美しさでした。水に囲まれた街が見えてきた時の興奮は、今でも忘れられません。

水上バスで巡るジョジョ聖地

ヴェネツィアの主な交通手段は、水上バス「ヴァポレット」。1日乗車券(25ユーロと少々お高め!)を手に、まずはジョジョの聖地でもあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂へ。ここの鐘楼から眺めるヴェネツィア本島の景色はまさに絶景!360度のパノラマビューをぜひ体験してほしいです。

本島に戻り、ヴェネツィアの中心であるサン・マルコ広場へ。独房に入れられる囚人が、この橋から外の景色を見てため息をついたという逸話から名付けられた「ため息橋」も見どころの一つです。

世界最古のカフェと迷路散歩

サン・マルコ広場に来たらぜひ立ち寄りたいのが、世界最古のカフェと言われる「カッフェ・フローリアン」。宮殿のような豪華絢爛な内装に圧倒されます。お値段は目玉が飛び出るほどですが、その雰囲気と歴史を味わう価値は十分にあります!

ヴェネツィアは、ただ歩いているだけで楽しい街。細い路地裏に迷い込んだり、不意に美しい運河の景色に出会ったり。有名なリアルト橋からの眺めや、街角で偶然見つけたバンクシーの絵など、発見の連続でした。

この日は疲れて夕方から6時間も寝てしまうという大失態!夜中に起きて散歩に出かけ、夜のリアルト橋やサン・マルコ広場の静かな雰囲気を楽しんだのも、今となっては良い思い出です。

【6・7日目】芸術の都フィレンツェとピサ:ルネサンスの風を感じて

ヴェネツィアに別れを告げ、高速列車「Italo」に乗ってフィレンツェへ。この列車は「フェラーリ特急」とも呼ばれ、快適な移動時間を過ごせます。

イタリアの高速列車:イタリアの主要都市間を結ぶ高速列車には、主に「Frecciarossa(フレッチャロッサ)」と「Italo(イタロ)」の2種類があります。どちらも快適で速いですが、運行会社が違うため料金やサービスが異なります。事前に予約サイトで比較するのがおすすめです!

最高のロケーションとフィレンツェ散策

フィレンツェで宿泊したホテルが、今回の旅で最高でした!部屋の窓から、そして朝食会場から、あの有名なドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)が目の前に見えるのです。この景色だけでフィレンツェに来た価値があると思えるほどでした。

まずはフィレンツェ名物のランプレドット(牛モツの煮込みサンド)で腹ごしらえ。その後、事前予約していたウフィツィ美術館へ。ボッティチェリの「春」や「ヴィーナスの誕生」といった誰もが知る名画を目の当たりにし、その美しさに感動しました。

夕方は、街を一望できるミケランジェロ広場へ。夕日に染まるフィレンツェの街並みは、一枚の絵画のよう。歴史的な景観を守り続ける人々の努力に、心から感謝したくなる瞬間でした。

鐘楼と斜塔、二つの塔に登る!

フィレンツェ滞在2日目は、朝一番でジョットの鐘楼に登ります!414段の階段はなかなかの体力勝負ですが、頂上から見るドゥオモのクーポラ(丸屋根)とフィレンツェの街並みは、まさに絶景の一言です。

午後は電車でピサへ日帰り旅行。あの有名なピサの斜塔が、本当に傾いていることに改めて感動!建設中の地盤沈下が原因で傾き始めたというから驚きです。もちろん、この斜塔にも登ることができます。傾きを体で感じながららせん階段を上っていくのは、他ではできない貴重な体験でした。

【8日目】旅の終わり:イタリアに別れを告げて

楽しかった旅もついに最終日。フィレンツェから高速列車「Frecciarossa」でローマに戻り、空港へ。イタリア最後の食事はボロネーゼのパスタ。名残惜しい気持ちを胸に、帰国の途につきました。

初めてのヨーロッパ一人旅は、ハプニングもありましたが、それ以上に感動と発見に満ちた素晴らしいものでした。個人手配だからこそ味わえる自由な旅、そして自分の力で夢を叶えたという達成感。この旅は、間違いなく一生の宝物になりました。

この記事が、あなたのイタリア旅行のきっかけや参考になれば、これほど嬉しいことはありません。Grazie!

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