こんにちは!今回は、今話題の中国発AI『deepseek』について解説します。このAIの登場により、世界の半導体企業が危機に瀕しているという衝撃的なニュースが飛び交っています。
◆ そもそも『deepseek』とは?
『deepseek』は、中国が開発した次世代AIです。単なるチャットボットではなく、その性能は現在のAI界の頂点とされるChatGPT-4.5を超えるとされています。
特に驚くべきは、無料で使えるのにChatGPTの最上位プランよりも高性能だという点です。現在ChatGPTの最上位プランは月額3万円ですが、それ以上の能力を持つAIが無料提供されているのはまさにゲームチェンジャー。
◆ なぜ『deepseek』が世界を騒がせているのか?
- 登場直後にアメリカの半導体企業の株価が大暴落
- 特にNVIDIAは1日で17%下落し、92兆円が吹き飛ぶ
- AI関連企業(オラクル、ブロードコム、アームなど)も軒並み大暴落
◆ 『deepseek』の技術的なすごさ
通常、AIの開発には大量の高性能GPUが必要です。例えば、OpenAIはChatGPTの学習に1億ドル分のNVIDIA製GPUを購入しました。
ところが、中国はNVIDIAの最新GPUを輸出規制で入手できないはず。それなのに、たった500万ドルのコストでアメリカのAIを超える性能を持つAIを作ってしまったのです。
◆ どうやって性能を向上させたのか?
- 計算精度を必要な瞬間だけ全力で使用する方式を採用
- 学習時に無駄な専門家AIを稼働させず、効率化
- 独自のアルゴリズムで少ない計算リソースでも高精度を維持
◆ しかし『deepseek』には疑惑も…
一部では「中国が密かにNVIDIAのGPUを入手しているのでは?」という疑惑が浮上。しかし、GPUの数が圧倒的に不足しているため、この説はあまり有力ではありません。
また、ChatGPTの情報を盗んだという疑惑も報道されています。しかし、実際にはAPIを介してChatGPTと対話しながら精度を高めただけの可能性が高いとのこと。
◆ 『deepseek』の影響は?
アメリカは『deepseek』に対し、国家安全保障上の懸念を理由に禁止措置を取る可能性があります。すでにイタリアやアイルランドでは使用禁止となっています。
ポイント: 『deepseek』はオープンソースであり、誰でも解析・利用が可能。そのため、今後この技術が世界中に拡散する可能性がある。
◆ まとめ:『deepseek』は本当にすごいのか?
中国の技術革新は世界に衝撃を与えましたが、実際に『deepseek』がChatGPTを超えているかはまだ議論の余地があります。ただし、低コストでハイスペックAIを開発した事実は間違いなく、これが今後のAI市場を変えていく可能性は高いでしょう。
◆ この動画を見るべきか?
- AI業界の最新情報を知りたい人:★★★★★
- 中国の技術発展に興味がある人:★★★★☆
- 投資や株価の動向が気になる人:★★★★☆
今後の展開が非常に気になる『deepseek』。アメリカがどのように対抗策を打つのか、引き続き注目です!
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